令和3年9月定例会が川口市議会で行われ、主要な議事が進行された。
出席議員42名のもと、まず議事日程の報告がされ、続いて市長提出議案に対する質疑が行われた。特に新型コロナウイルス感染症対策や市税収入に関する議案に関する質疑が多く見受けられた。
質疑に立った宇田川好秀議員(自由民主党川口市議会議員団)は、新型コロナウイルスの影響を受けた状況を踏まえ、川口市の取り組みを評価し、特に市長が述べた「川口モデル」の実施に対しさらなる期待を寄せていた。
宇田川議員は、次期市長選挙への出馬についても質問し、奥ノ木信夫市長は、自身のこれまでの実績や今後のTODO対象を述べた上で、「市民の皆様からの負託を受けて引き続き市政運営に全力を注ぐ決意である」と強調した。
さらに宇田川議員は自宅療養者の対応について言及し、医療体制の強化と迅速な健康観察が必要であると訴えた。これに対し、奥ノ木市長は、「市民の命と健康を守るため、不断の努力が必要である。」と答えた。
他の議員からは市税収入の見通しやコロナ禍での手当についても質問が相次ぎ、奥ノ木市長は「コロナによる経済影響を受けながらも、税収は安定している」とする結果を報告した。
議事の最後に、川口市は新型コロナウイルス感染症の急変時にも市民の健康維持のための施策を模索していく方針であることが再確認された。議事を通じて、市民の安心・安全を守るための取組みを継続し、さらなる施策の進展を期待する意向が示された。
今後の議会では、さらなる質疑や議案が上程される予定であり、市民への情報提供と理解の促進が一層求められる。