令和5年9月定例会では、教育や健康、子育て支援に関する市長提出議案の質疑が熱心に行われた。また、外国人に関連する問題も重要な議題として取り上げられた。特に、医療センター周辺での騒乱事件が発生したことに関連して、外国人犯罪に対する取り締まり強化が求められる状況にある。
今回の会議では、特に教育に関する質疑が多く、福田洋子議員が学校図書館の整備や不登校予防のための睡眠改善について質問をした。福田議員は、公明党川口市議団の代表として、図書館整備の重要性を強調した。特に、予算の配分や司書の配置について具体的なデータを求めていた。
また、健康・医療分野では、宮澤章保健部長がHPVワクチン接種の普及や骨粗しょう症検診の実施状況について報告した。HPVワクチン接種に関しては、県内での接種率が懸念されることから、健康への影響に配慮した具体的な対策が望まれている。
子育て支援に関する議論も活発で、福田議員は産後ケア事業の進捗状況やこども誰でも通園制度について焦点を当てた。特に、低年齢児の途中入所促進に対する補助金の拡充が求められ、本市の保育環境の改善が期待されている。\n
さらに、福祉部門においては、障がい者への合理的配慮を支援する取り組みがなされ、関係者との連携が強化されていることが報告された。特に、ソーシャルワーカーの配置等、今後の実施方法について期待が寄せられている。
消防局では、ドローンの活用が進められ、災害時の情報収集において重要な役割を果たすとされている。現状では、実際の災害現場での活用状況について具体的なデータも報告があった。
地域の安心安全に関する質疑もあり、市内で発生した騒乱事件や不法行為に対する対策が求められた。市長は、管理や監視を強化し、市民に安心して生活できる環境を提供することを強調した。さらに、外国人住民との共生社会の実現についても意識が高まっており、地方自治体の努力が肝要であるとの発言があった。\n
このように、住民の生活に直結する質疑が行われ、今後の施策展開に向けた充実した議論がなされた。