令和6年3月定例会では、埼玉県川口市議会において、諸議案が可決された。
本会議には、議員全員が出席し、円滑な進行が確認された。主要アジェンダの一つである一般会計補正予算は、起立者全員の賛成で可決。また、美術館建設に関する議案及び関連する基金条例も同様に可決された。
各常任委員会の報告にて、議案第1号「令和5年度川口市一般会計補正予算」や議案第12号「川口市美術品等取得基金条例」の概要が説明された。
特に福田洋子議員(福祉保健常任委員長)は、介護保険事業特別会計補正予算に関し、質疑なく全議案が可決となったことを報告した。佐藤氏からも市民生活部長として、質疑応答の後に可決の運びとなった。
議案第12号の廃止に際しては、多くの議員から美術館に対する意見が寄せられた。特に、美術館建設の必要性や運営費用に関する懸念が強調された。文化芸術の振興に必要な資金調達が議論され、特に寄附金の透明性と運営の明確性が求められた。市長のもとで美術館のコンセプトがより詳細に示される必要性を訴えた議員も多かった。
また、議案第72号「工事請負契約の締結について」も、賛成の意見と共に批判の意見が交わされた。特に、工事金額の妥当性について議論があり、随意契約方式の利用に疑問を持つ議員も存在した。議論の結果、起立者多数で可決されたが、その背景には議論の深さが表れていた。
次回日程として、今後の議案等調査及び精読のため、3月5日及び6日の会期が設定されている。市政に対する質疑は、3月7日に予定されており、引き続き市民の声を役立てていく姿勢が求められている。