令和4年6月14日、埼玉県川口市議会において、感染防止対策が施された会議が行われた。出席議員は42名で、コロナ禍における現在の市政や各種議題について熱心な質疑応答が行われた。
最初の質疑では、川口青嵐会の最上祐次議員が新型コロナウイルス感染症について質問を開始した。議員は、「感染者数は減少傾向にあるが、依然として警戒が必要」と指摘し、特に児童生徒のマスク着用について言及した。彼は、全国的な指針に基づき、身体的距離が確保できる場合のマスク着用不要との見解を紹介した。
さらに、最上議員は「コロナ禍に3年目に入り、やっとウィズコロナの議論が広がってきた」とし、児童の教育環境への影響について懸念を示した。教育長の中川猛氏は、「体育の授業や登下校時はマスク不要な場合がある」と述べ、熱中症対策にも配慮していることを強調した。
次に、防災についての質疑が行われた。最上議員は、地元町会・自治会での防災訓練の中止が続いたことを懸念し、その中でも自助・共助の重要性が強調された。行政からの迅速な対応が求められ、奥ノ木信夫市長は「災害時の避難に関して、広く市民に分散避難を呼び掛けている」との考えを述べた。
また、教育に関する質疑では、学校における教育環境整備や地域における学校の適正規模について議論された。中川猛教育長は、「長寿命化計画に基づいた整備に取り組みつつ、適正配置についても財源の確保が必要」との見解を示した。