令和3年6月定例会が開会された。出席議員は41名で、会期は23日間と決定したという。
冒頭、関裕通議長は開会を宣告。続いて出席理事者の報告が行われ、地方自治法第121条の規定に基づき市長及び副市長らが出席した。
本定例会では、新型コロナウイルス感染症に関する市長の報告も行われ、奥ノ木信夫市長は、6月2日までに4,255名が陽性確認され、72名の方が亡くなったことに対し、哀悼の意を表した。市長はまた、ワクチン接種が進んでおり、81,000人以上が接種を終了したことを報告した。
市長は、ウイルスとの戦いにおけるワクチン接種を最大の経済対策とし、加速する体制を整えていくと強調した。特に、集団接種を県下で最大規模にする計画を示し、効率化を図るという。
さらに、市長は川口市独自の施策として、低所得の子育て家庭への生活支援として国の特別給付金に市独自で1万円を上乗せし支援を行うこと、また水道料金の減免施策を発表した。
続いて、永年勤続議員に対する表彰が行われた。3名の議員が10年勤続の功績を称えられ、奥ノ木市長から祝辞が贈られた。受賞した矢野由紀子議員は、感謝の意を表すと共に、市民への責任を改めて誓った。
詳細な議案説明では、33件の議案が提出され、市の補正予算や条例改正、指定管理者の指定等が含まれている。今後市政において重要な課題となる議案に関しては、副市長から詳細な説明が行われた。特に新型コロナウイルス感染症関連の議案が多く、新たな支援策が必要とされることが強調された。
次回は6月14日から本会議が開かれ、議案に対する質疑が予定されている。市議会は市政の進展に向けた重要な役割を果たすとの認識を新たにし、次回以降の審議に進んでいく。