令和2年10月27日、四條畷市の臨時議会が開催され、議案が承認された。
本臨時議会では、特に忍ケ丘小学校の大規模改修工事に関する契約変更についての議論が多くなされ、契約金額が3億7400万円から3億9164万7300円に増加した。この変更は、屋内運動場及び校舎棟の補修が想定以上に広がったため、不測の事態として説明された。値上げの主な理由は、詳細調査の結果による内容変更であり、過去数回の補正も影響している。
議案提案者である東修平市長は、「契約変更に伴う経過を明らかにし、議会の審議を経て可決されることを希望する」と述べている。この契約変更が議決される前に、議会からは岸田敦子議員が質疑を行い、変更の理由について詳しい説明を求めた。岸田議員は、これまでの補正の経過や、大規模改修工事の設計変更に至る理由を確認するなど、慎重な立場を表明している。
また、令和2年度の一般会計補正予算(第6号)も承認され、防災行政無線のデジタル化や設置台数の拡張が予定されている。予算の約1億4111万7000円の増額が提案され、追加の施設整備を進める意義が強調された。市長は、今回の補正について「市民の安全を守るために重要な施策である」と力説した。
いずれの議案も全員一致で可決され、迅速な議事運営が評価された。議長の瓜生照代は、全議員の協力を称賛し、今後の議会運営への期待を寄せた。行事の締めくくりとして市長の挨拶が行われ、臨時議会は無事に閉会した。これらの議論と決議が、今後の地域発展に寄与することが期待される。