大阪狭山市議会は、令和5年2月15日に緊急議会を開催した。
今回の議会では、副議長の逮捕を受け、信頼回復に向けた議論が行われた。
まず、山本尚生議長は副議長の逮捕に対して誠に遺憾であるとし、事態を重く受け止めていると述べた。信頼回復に向けて、今後の対応を協議することを表明した。
続いて、議会副議長の辞職の許可について議論がなされ、井上副議長の辞職願が確認された。議会は辞職を許可することに異議なしとした。
その後、副議長選挙が行われ、松尾巧議員が新たに副議長に選出された。この選挙は、議会の決議を得て指名推選方式で実施された。
そして、議員提出議案の第1号として「大阪狭山市議会議員の議員報酬及び期末手当の特例に関する条例」についてが議題に上った。北村栄司議員は提案者としてその趣旨を説明した。前副議長の逮捕を受け、議員報酬の支給が一時差し止められることが、条例案の主な内容である。
北村議員は、議員に高い倫理観が求められる中、この条例案を通じて市民の信頼を早急に回復する意向を示した。
本条例案について岡村議員は、逮捕という事態を重く受け止め、市民への説明責任があると強調し、賛成の立場から討論を行った。彼は市民の理解を得るため、報酬の支給を自ら制限する必要があるとの考えを示した。
最終的に、議案は全会一致で可決された。これにより、議会は自らの倫理を示す重要な一歩を踏み出したことになる。今回の議会での動きは、市民と議会の信頼関係の構築に寄与することが期待されている。
議会は、1日間の会期内で全ての議題を処理し、次回以降の議会へとつなげることになった。