令和5年3月20日、大阪狭山市議会は定例月議会を開会し、数多くの議案が可決された。
重要なテーマの一つは、井上健太郎議員に対する辞職勧告決議である。北村栄司議員が説明を行い、井上議員が逮捕された事実が本市及び議会の信頼を損なう結果となったと指摘した。北村議員は「議員報酬等の支給停止措置を講じた。政治的責任を果たすべき」と述べ、辞職勧告を強く求めた。
次に、令和5年度一般会計予算が提案され、上谷元忠議員から質疑が行われた。この予算は218億円規模で、主に教育環境の充実を図る方針であることが示された。特に、東小学校と北小学校の増築費用が計上されており、上谷議員は「過度な負担をかけず見直しを進める必要がある」と発言した。
議案第10号のひとり親家庭の医療費助成条例や国民健康保険条例の改正も議論され、全て原案通りの可決となった。これにより、地域内での健康支援が期待されている。また、子育て施策の拡充を要望する意見書案も可決された。
さらに、先月の定例会において提出された大鳥池太陽光パネルに関する陳情も取り扱われた。これに関連して、古川照人市長が詳細な説明を行った。市議会では、太陽光パネルからの反射問題に関する市の対応が報告され、報告書の内容が議論された。市長は、最終的に不採択とする動きを見せた。
今回の議会では、ニーズが高い子育て支援施策や健康関連の条令が次々と可決され、議会は市民の願いに応える形で進展を遂げた。特に、経済的な課題が大きな影響を及ぼしている昨今、充実した給付が求められており、議員たちからその声が強く上がった。