令和5年12月定例月議会が11月30日に大阪狭山市議会議場で開催され、様々な議案が審議された。
まず、開会にあたり、北好雄議長が出席議員及び理事者の紹介を行い、議会の運営についての説明をした。
続いて、古川照人市長からは市政に関する最近の動きについて報告があり、池守田中家の史跡指定や市ホームページのリニューアルについて述べた。本市の土地利用や治水対策についても言及され、特に、水資源部の改編が強調された。
また、教育及び福祉施策についても議論され、第七小学校が科学賞を受賞したことや、障がい者週間の施策が紹介された。市長は「教育現場における福祉の重要性を認識している」と強調し、今後の取り組みへの期待を寄せた。
年末に向けた地域活動として、インスタグラムを利用したフォトコンテストや、LEDイルミネーションが狭山池北堤で実施されることも報告された。これにより市民の参加を促し、地域を活性化する狙いがあるとのことだった。
続いて、議案が続々と審議され、特に「大阪狭山市事務分掌条例の一部を改正する条例」に関する議案は、各部の名称変更や分掌事務の見直しが提案された。古頃孝司政策推進部長は、「組織のスリム化を図り、より効果的な対応が可能となる」と発言した。
さらに、職員の給与に関する議案も提案され、令和5年の人事院勧告に基づく改定が行われることが決まった。職員の待遇改善が求められる中、特に若年層の初任給の引き上げが強調された。
最後に、要望第6号として介護保険料の引き下げが求められ、市民からの声を反映する重要性が確認された。