令和元年9月定例月議会が行われ、大阪狭山市のさまざまな課題について議論が交わされた。
焦点となったのは、市役所駐車場の立体化と時間貸し化の要望である。市役所駐車場は、現在82台の駐車区画だが、来庁者の多い時期には満車が続くことが多く、利用者からの不満も寄せられている。議員は「立体駐車場化を図ることが有効だ」と提言し、さらなる利用者の便宜を求めた。市は、砂利部分の舗装をアスファルトに変更することや、現存する屋根付き駐車場の機能の改善を計画しているが、立体化にはコストと土地の問題が残る。
教育現場においても、体育館の空調設備設置に関する議論が進行中である。特に、夏季における避難所としての機能を強化する観点からも、熱中症対策は急務となっている。市は、すでに屋外活動における注意喚起を行い、特に高齢者や子供の安全を守るための施策を講じている。大阪府内の他市では、既にエアコンを設置している例があり、緊急時の避難所機能を兼ねる体育館への設置が期待されている。
また、交通安全対策として、昨今の高齢ドライバーによる事故を受け、市民への交通安全教育を強化しようとしている。周知や啓発活動を通じて、交通ルールの遵守を促進していく方針であり、特に交差点付近の安全対策を強化する予定である。
プラスチックごみの削減に関しては、「おおさかさやまプラスチックごみゼロ宣言」を受け、市民のエコバッグ持参や不要なレジ袋の受け取りを控えるような取り組みを進めている。さらなる市民参加が促進されることが期待されており、特に、地域のイベントにおいても環境意識を高めるような施策が行われる予定だ。