令和3年3月、大阪狭山市議会の定例月議会が開催された。議題には、職員の旅費関連の条例、一年分の一般会計補正予算、メルシーforSAYAMA株式会社の決算報告などが含まれ、議員たちは様々な意見を交わしている。
まず、市長の提案である議案第25号の大阪狭山市職員の旅費に関する条例の一部改正について説明される。古川照人市長は「本条例は、職員が公務のための旅行時に支給される旅費の適正化を図るもので、社会情勢の変化を考慮して日当を廃止する」と強調した。
続いて、令和2年度の一般会計補正予算についての議案第26号が提示された。三井雅裕総務部長が「メルシーforSAYAMA株式会社の清算にともなう経費を計上し、歳入歳出をそれぞれ322万9,000円の増額補正を行う」と説明した。
さらに、議員たちは業務に関する質疑応答を行う。特に、メルシーの会社決算に関する報告が注目を集めた。ここでの議論では、同社が解散し清算手続が完了したことを受けて、古川市長は「清算が無事に完了し、長期にわたり市民にご心配をかけたことをお詫び申し上げます」と述べ、決算報告の内容にも述べた。
議会では、特に議案第26号について強い関心が寄せられた。「実際にこの補正予算が市民生活に与える影響は何か」との質疑もあり、市長からは「経費を適切に使用し、市民の生活に寄与するために努力していく」との発言があった。議会の後半は一般質問に移り、片岡由利子議員が地域防災計画や保育サービスの拡充について質問を重ねる。
最後に、上谷元忠議員は、持続可能なまちづくりの観点から「婚活支援事業についても検討してほしい」と提案。さて、議会の全体を通じて、市民のニーズに基づいた対応を模索し、今後の施策に期待を寄せている様子が見受けられた。なお、議会終了時には、上谷議員は「全ての議論を通して市民のために尽力する姿勢が大切だ」と締めくくった。