令和5年4月14日、大阪狭山市議会で緊急議会が開催された。議題は、令和5年度の一般会計補正予算についてであり、ポイントとなる施策が提案された。
古川照人市長は、挨拶の中で補正予算案の重要性を強調した。特に、電力・ガス・食料品などの価格高騰に対する支援策が議論された。関連する給付金事業は、生活支援を必要とする世帯への負担軽減を目指している。
補正予算では、歳入と歳出ともにそれぞれ3億6,663万5,000円の増額が見込まれている。具体的には、国からの補助金や臨時交付金が含まれ、子育て世帯への特別給付金が計上される。
議案第35号として審議された内容は、子育て世帯生活支援特別給付金に関連したものが多数であり、ひとり親世帯への支給が重視されていた。田中孝総務部長は、具体的な金額についても逐一説明した。
この予算案は、特に低所得世帯や家計急変世帯を支援する内容となっている。例えば、対象世帯には一世帯あたり3万円が支給される予定である。
質疑応答の時間には質問が出なかったが、議会は議案の委員会付託を省略し、原案通り可決することで合意に達した。全員一致での賛成を受け、議案の可決が確認された。
最後に、古川市長は緊急議会の開催に感謝の意を表した。議会は午前10時03分に散会となり、全ての議題が終了した。市は今後も迅速な対応を継続していく意向を示している。