令和4年12月定例月議会が開催され、市政に関する様々な議案が提案され、活発な議論が展開された。
特に、個人情報保護に関する議案は重要なテーマとして取り上げられた。「議員提出議案第2号、大阪狭山市議会の個人情報の保護に関する条例について」、松井 康祐議員が説明を行った。この条例は、デジタル社会形成を受け、改定された個人情報保護法の適用を受け、議会における個人情報の適切な取り扱いを図るものである。条例の内容は、個人情報の保有制限、適正な取得、漏洩時の通知義務などを定めたもので、松井議員は「特に、個人情報の保護に関する必要事項を規定することにより、今後の運用における透明性を確保する。」と述べた。
また、固定資産評価審査委員会の委員選任については田中 斉副市長が説明を行い、新たに平山登志雄氏を選任することが確認された。平山氏は豊富な税務の知識と経験を持つことから、選任にあたり議会の同意が得られた。「彼の選任により、公平かつ適正な評価が進むと期待しております。」と田中副市長は強調した。
さらに、一般会計補正予算（第12号）に関する議案でも大きな議論があった。今回は、2億7,670万円の増額補正が提案された主な理由には、市立コミュニティセンターの設備改修や光熱水費などの支出に関連する議案が紹介された。田中孝総務部長は「特に近年の光熱費の高騰により、各施設の予算も見直しが必要になっている状況です。」と述べた。
最終的に、議会は、全議案について協議のうえ、次会における詳細な審議へと進むことが決定された。市長からも「市民の皆様の安全・安心な暮らしを守るために、議会のご理解とご協力をお願いいたします。」との発言があり、市政への意欲が示された。
このように大阪狭山市議会では、各議案に対する議員たちの真剣な討論が続き、市民にとって意義のある決定を目指す姿勢が明確であることが伺えた。