令和4年9月1日、大阪狭山市議会定例月議会が開催された。この日の議題には、教育委員会委員の任命や各種予算決算の認定が盛り込まれている。
市長の古川照人氏は、最近の市政に関する報告を行い、市民への経済支援策である「さやりんポイント」の導入について言及した。市内事業者活性化を図るこの施策は、10月3日から来年1月末までの期間、QRコード付きのポイントカードを配布し、利用可能とされる。
さらに、古川市長は、包括連携協定の締結についても拳触れた。8月23日に郵便局との協定が締結され、災害時における協力体制が強化される。高齢者や障がい者支援に関しても、更なる連携を進める方針が示された。
次に、会議の中では2つの補正予算が提案され、いずれも新型コロナウイルス影響を踏まえてのもので、特に健康福祉部が推進するインフルエンザワクチン接種の無償化に向けた予算が強調された。この提案に対しては副市長の田中斉氏が詳細な説明を行った。
また、同会議では職員の育児休業等に関する条例改正案も審議された。これには、非常勤職員にも育児休業の取得要件を緩和する内容が盛り込まれており、特に夫婦の交替による取得が可能となることが狙いとされている。
別途、議案第50号では教育委員会の委員任命が決議され、井上寿美氏が新たに任命されることとなった。教育長の竹谷好弘氏は、井上氏の豊富な経験をもって本市の教育行政に貢献することを期待しているとのコメントを発した。
議会では、以上のように多岐にわたる議案が議論され、満場一致で承認を得た。議題には予算関連に加え、地域文化の振興及び教育分野の充実も含まれており、今後の施策に注目が集まっている。また、10月には特別な交通安全運動が実施予定であり、これに対する議会の協力も求められる見込みである。