令和3年5月24日、大阪狭山市議会は緊急議会を開催した。
議会では、様々な重要問題について審議が行われ、特に新型コロナウイルスワクチン接種に関する報告が注目された。この項目について市長の古川照人氏が説明を行い、本市では接種体制の見直しと拡充を進めていると述べた。また、ワクチン接種の予約は問題なく行われるべく準備されていることが強調された。
さらに、国は新型コロナウイルス感染症対策の一環として、大阪市内に大規模接種センターを設置し、65歳以上の住民への接種を開始した。この取り組みにより、今月31日からは大阪狭山市民も予約可能であることが伝えられた。市民に対しては、詐欺に対する注意も呼びかけられ、安易に金銭を要求されないよう注意が促された。
次に、令和3年度一般会計補正予算(第4号)が議題に上がる。総務部長の田中孝氏が補正予算の概要を説明。特に、ひとり親以外の低所得世帯に向けた子育て世帯生活支援特別給付金やワクチン接種体制に必要な経費として、1億520万6,000円の増額が計上されていることが明示された。具体的には、こども政策部や健康福祉部、衛生費に関する内容が含まれている。
議案については、質疑応答の時間が設けられたが、質疑は無くそのまま採決に進んだ。本案は原案通り可決され、一連の審議が無事に終了した。閉会の際、古川市長は、市民の健康維持のための行動が必要であると改めて強調した。
このように、緊急議会では新型コロナウイルス対策が中心となり、その実施や予算に関する議論が行われた。市民の理解と協力が求められる中、今後の対策が重要視されている。