令和4年4月28日、大阪狭山市議会は閉会議会を開催し、重要な議案が審議された。
市長の古川照人氏は、夏の節電対策や連休中の発熱外来、こどもの日の市民ふれあいの里無料開放デーの実施について報告した。特に節電対策の一環として、庁舎の冷房停止時間の早期化が強調された。市民の理解と協力を求める中、健康福祉に関する施策も案内された。
令和4年度の初めに合わせた人事院勧告に基づき、一般職の職員の給与に関する条例改正が提案され、賛成討論が行われた。日本共産党の松尾巧議員は、厳しい経済状況下での職員の期末手当の引き下げは、市民生活を直撃するとの見解を示した。そのため、慎重な審議が求められるところであると述べた。
続いて、補正予算案がいくつか可決された。議案第29号では、一般会計の補正予算として、補正後の歳入歳出の総額を214億1,789万3,000円とする増額が承認された。また、医療や介護関連の特別会計も補正が行われ、国民健康保険特別会計及び介護保険特別会計においても数万円単位の資金調整が必要とされる。
最後に、議会は閉会中の継続審査についても決定し、議員定数および報酬削減に関する陳情は今後も審議されることとなった。市長は、関係者への感謝を述べて閉会挨拶を行い、新型コロナウイルスに対する警戒を呼びかけた。
全体として、本日は地方自治法に基づく様々な議案が可決され、今後の市政運営において重要な基盤が形成される一日となった。