令和3年9月21日、大阪狭山市議会の定例月議会が行われた。
本会議では、令和3年度一般会計の補正予算に関する議案が主要な議題として取り上げられた。
市長の古川照人氏は、議案第68号の概要を説明しつつ、最近の市政を巡る動向についても言及した。
まず、近畿大学病院の移転についての情報が提供された。
古川市長曰く、近畿大学は開設の時期を約1年半延期することになったという。
新型コロナウイルス感染症対策などが影響した結果の移転傾向について、市は関係機関と協力して後継病院の確保と跡地の活用を進めると強調した。
次に、キャッシュレス決済ポイント還元事業についても説明があった。
10月からの期間中に、登録店舗で特定のキャッシュレスサービスを利用した場合、ポイントの還元が行われる。
支払い額の20%を還元し、利用者は最大で2万円相当のポイントを獲得できる機会があるとし、市民に活用を促した。
また、乳幼児の紙おむつ使用世帯には、10月1日からごみ処理券の交付事業が始まる。
この施策では、3歳未満の子供を持つ世帯に対して年間60枚の無料券を交付し、子育て世帯の経済的負担を軽減する。
市は、こうした取り組みにより子育てしやすい環境を整備したいとの意向を示した。
補正予算の内容には、感染症対策に関連する経費や保育園新設に伴う補助金なども含まれ、歳入歳出それぞれの増額が計上されている。
予算決算常任委員会への付託が決定され、議事は予定通りに進行した。
各議員から質疑はなかったものの、今後の市政において重要な意義を持つ補正予算案として注目される。
今回の議会を通じて、大阪狭山市は市民生活の向上に向けた施策を進めている姿勢が見られる。
今後も市民が安心して暮らせる町づくりが求められる。