令和4年2月18日に行われた箕面市議会定例会では、議会運営や施政方針についての重要な議案が提案された。
市長の上島一彦氏は、令和4年度の予算案を提示し、市民や議会に対する理解と協力を求めた。一般会計予算は594億5,000万円で、前年度から1億5,000万円の減少を見込んでいる。
歳入の主要な増加要因は市税収入にあり、固定資産税の税負担軽減措置の終了により、前年度から10億7,000万円の増加が期待されている。市長は「現場の声を聞きながら、市政運営に努める」と強調した。
新型コロナ対策として、ワクチン接種体制の確保を進めており、迅速な接種が行われたことに感謝を示した。特に、医療従事者への敬意を表すとともに、今後も感染拡大防止への協力を呼びかけた。
市の財政状況について、歳入の根幹である市税収入は239億3,000万円が見込まれ、経常収支比率は100.4%となる見通し。引き続き厳しい状況が続く中、改革プランの進行が重要視されており、「身を切る改革」を進めていく意欲が示された。
また、競艇事業では前年の240億円を超える売上を記録し、一般会計への繰入額も20億円に達する見込みだ。これにより、市民生活支援の重要な財源となることが期待されている。
市立病院の経営改善が喫緊の課題となっており、不断の改革が求められている。新病院の建設や医療体制の強化を進め、地域医療の中核として機能することを目指している。
その他にも、新年度の基本方針として、「みどり豊かで住み続けたい町づくり」を掲げ、公園の整備や災害対策の強化に関する施策が発表された。具体的には、公園施設の老朽化対策などが含まれ、その実行が期待されている。