箕面市議会の定例会は、令和4年10月4日に行われ、市の様々な施策についての報告や質疑が行われた。
この中で、北大阪急行線延伸事業が大きく進捗しており、事業費の縮減努力が評価された。特に評価されたのは、外部の有識者を交えての第三者評価制度の導入である。これにより、現場の状況を適正に踏まえた上での施工方法や工事の手順が見直され、無駄の削減が図られた点が注目されている。
さらに、箕面市では春から秋にかけて、観光振興を図るために文化や自然体験を中心としたイベントを企画づけし、特に滝道での観光客の誘引が図られている。メディアによる紹介も影響し、注目度が高まっている中、地元商業者との連携により、訪問者の回遊促進を目指している。
新市立病院整備についても議論がなされ、市民のニーズに応じた病院機能の充実が重要視されている。審議会では、急性期病床を300から350床の確保が必要との見解が示され、また再編統合の可能性も議論に上った。市としては、地域医療の確保という観点で、今後の施策に注力する必要があるとの意見が出された。
加えて、学校行事に関する質疑も出ており、コロナ禍での行事の開催や運営においての情報のデジタル化が進められている。例えば、生徒の健康状態や体験学習をデジタルデータで管理し、個別的な支援ができる体制を整えているとのことだ。さらに、マイナンバーカードの普及状況についても確認がされ、これを活用した市民サービスの向上が目指されている。市民一人一人の健康に役立つように運営されている点が評価されているが、さらなる情報発信を強化する方針が示された。
最後に、観光の質向上や持続可能な移動手段の確保として、グリーンスローモビリティの導入が期待されているが、地域資源や交通のネットワークを利用した持続可能な観光戦略が必要との意見も出された。特に、地元商店街との連携が今後の観光振興に不可欠だとの認識が共有されている。
これらの議論を経て、箕面市が目指すのは市民に愛される魅力あるまちづくりであり、観光や医療、デジタル化など多様な施策が進行中であることが示された。