箕面市議会の定例会では、障害者を取り巻く環境や支援学級についての議論が行われた。
議員の大脇典子氏は、コロナ禍で支援学級の児童がどのように学校生活を送り、支援教育がどのように行われているかについて質問した。
特に、コロナ禍の影響で支援学級の在籍児童が増加した背景や今後の見通しについての説明が求められた。これに対し、子ども未来創造局長である岡裕美氏は、令和4年度の支援学級数が増加し、特に新入生が多いことを明らかにした。小学校支援学級では128学級、中学校では53学級で、計181学級であり、支援児童生徒数も小学校が730人、中学校が256人となる見込みである。これは近年の支援学級増加の傾向を実証するものである。
また、大脇氏は支援学級への入学と進路選択の流れについても言及し、保護者が悩みを抱える現状についても触れた。特に、オンライン授業の実施状況や現場での研修状況についても深い関心が寄せられた。教育長の藤迫稔氏は、研修の実施状況とともに、支援教育介助員の配置数についても報告を行った。
さらに、支援教育充実検討委員会の設置とその進捗、そして今後の方針についても話し合われた。岡裕美局長は、今後の支援教育の課題に対し、具体的な提案を通じて支援体制の強化を図る考えであることを示し、地域での連携の重要性が強調された。
最後に、議会では、障害者支援教育の強化と児童の未来に向けた取り組みが改めて求められた。議員たちは、今後も支援学級を必要とする児童の増加に対し、柔軟な対応が求められると理解を深めた。