令和元年第2回箕面市議会定例会が6月3日に開会した。市長の倉田哲郎氏は、同議会が開かれるにあたって感謝の意を述べ、12件の報告、1件の契約、2件の事件議決、12件の条例、8件の予算、2件の諮問を提案したと報告した。
この議会では、会期を本日から6月25日までの23日間と決定した。続いて、平成30年度の一般会計に関して、3つの繰越計算書が一括議題とされ、総務部長の北村清氏がその内容を説明した。継続費繰越計算書では、74億円余りの未執行額が翌年度へ繰り越されると報告され、議員からは特に計画的な財政運営を求める意見が目立った。
次に、平成30年度の病院事業、公共下水道事業、水道事業の会計に関する報告も行われ、集まった議員たちは、会計処理の透明性や適正化に関連して、引き続き継続的な議論が必要だとしました。また、専決処分の報告として、事故に係る損害賠償請求に関する報告が行われ、各事故に対する和解内容が説明されました。
新たに提案された複数の条例や補正予算には、特に介護保険料軽減に関する意見も挙がり、低所得者への配慮が求められました。村川真実議員がその改正内容について質疑を行い、低所得者にとっての影響について詳細を尋ねる場面もみられた。
最後には、2名の人権擁護委員の推薦が行われ、候補者が了承された。報告と質疑が一通り終わると、議会は次回の委員会審査に向けて20日間の休会を決定した。議会が再開されるのは、6月24日午前10時からになる。