令和2年12月30日、箕面市議会は第4回定例会を開催し、重要な議案が審議された。
この会議では、まず、市長の上島一彦氏による挨拶が行われ、市の発展に向けた議会の重要性が強調された。また、新型コロナウイルス感染防止に対する取り組みにも言及され、議員と職員への感謝が表明された。
日程として最初に上程されたのは第103号議案で、箕面船場阪大前駅の証明書の交付請求業務の委託契約についてであった。市民部長の桜井ゆかり氏は、東京ビジネスサービス株式会社との契約締結が提案され、業務委託の必要性について説明があった。これに対し、中西智子議員は市場化テストの導入理由や業務体制に関する具体的な説明を求めた。
桜井部長は、このテストが公共サービスの質を確保するために必要であると述べ、業務を民間業者に委託する理由として、コスト面の優位性を挙げた。しかし、村川真実議員は、証明書発行業務の民間委託には個人情報保護の観点から懸念を示し、従業員の処遇の問題や民営化の進展に対する問いかけがなされた。
続いて、指定管理者の指定に関する議案が審議され、複数の施設の管理者が変更または指定されることが承認された。
また、賃金改定に関する議案や新型コロナに関連する補正予算についても議論され、特に第120号議案に対しては市民の福祉向上の観点から理解が示された。さらに、議会は人権擁護委員の推薦についての諮問も処理し、全体的に順調に進行した。
この議会は、市民の安心・安全を守るための重要な決定を行う場であり、今後の施策に対して市民の信頼が寄せられることが期待される。