箕面市議会における一般質問では、健康遊具の設置やプログラミング教育に関する話題が取り上げられた。特に、健康遊具の設置については、堀江 優議員が女性の平均寿命が近畿1位、男性が3位になったことを引き合いに出し、健康意識の高まりを持続させるための努力を訴えた。彼はまた、他市での健康遊具設置状況と比較し、より実効性のある市の施策が求められていると強調した。
堀江議員による質問の続きとして、みどりまちづくり部長の肥爪 慶一郎氏は、現在健康遊具が19の公園に45基設置されていると答えた。利用状況は良好で、今後も他市の事例を参考にする意向を示しており、健康遊具設置要望の把握には、自主管理団体との連携を強化していくとした。
プログラミング教育については開催予定の全小学校での必修化について、教育次長の高橋 由紀氏は、プログラミング的思考を育てることが大切であると述べた。教育内容については、子どもがハンズオンで体験できる内容が検討が進められており、教員研修も継続していく計画を明らかにした。
一方、大阪サミット対応については、混雑する交通状況が懸念されている。教育委員会では、サミット開催時に小・中学校の午前授業での早期下校に加え、クラブ活動を実施しない旨が決定されている。これは、交通渋滞や治安上のリスクを考慮した方針であることが説明された。また、青少年を守る活動には、地元の市民団体と連携し、密接に協力して市民の安全を確保するための努力がなされ続けている。サミット関連の緊急事態時には、適時の報告体制が整えられる意向が示された。
市は、今後も行政と市民、特に教育現場との密接な連携が求められるとし、子どもたちの教育環境と安全対策の両立に向けて不断の努力が必要であると強調している。全体として、今議会での質疑応答を通じて、市民の健康促進や安全確保に向けた重要な施策が語られた。