令和2年6月1日、箕面市第2回定例会が開会され、全員出席の中、議会活動が活発に進められた。
倉田哲郎市長は、開会の挨拶において新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中で、議員たちの努力に感謝の意を示した。また、緊急経済対策に基づく補正予算の審議が行われ、特に教育費のオンライン学習環境整備が重要な話題となった。
オンライン授業を実現するにあたり、コロナによる影響で急遽整備を進め、5月15日付で補正予算が承認された。この補正予算は、オンライン学習を可能にするための経費として5,073万6,000円が計上され、その多くが児童生徒の学習環境に配分された。
中西智子議員は、新たに始まるオンライン授業の公平性に懸念を示した。特に、自宅のインターネット環境に不安が残る家庭が多く、対応が必要であると訴えた。その意見に対し、副教育長の尾川正洋氏は、環境調査を行い、必要に応じたサポートを行うことを説明した。
また、専決処分として承認された「新型コロナウイルス感染症対応の令和2年度箕面市一般会計補正予算(第5号)」において、子どもたちへのオンライン授業環境整備が重要視されている。
さらに、議員らによる報告と説明が行われ、多岐にわたる議案について慎重な審議が進められた。報告第18号の目的は、児童生徒に対する教育機会確保のため、オンライン学習環境の整備であり、市としての責任を重んじる姿勢が見受けられた。
質疑応答では、教育委員会による新しい授業形態の実現が望まれ、保護者や生徒からの声をしっかり受け止める必要があるとの意見も飛び交った。特に、授業の進行状況、技術的な問題への対応が求められている。