令和2年第2回箕面市議会定例会が6月24日に開催され、新型コロナウイルス感染症への対応策が主な議題となった。
議会では、特別定額給付金の申請状況や、収入減少による減免措置の具体的な施策について議論が続く。坂井市長は、オンライン申請やコールセンターの設置など、市民の利便性を向上させる施策を振り返り、現在94%の世帯が給付申請を完了したと述べた。特に、郵送申請の進捗も評価され、申請書が早期に受け付けられる体制が構築されている。
加えて、DV避難者への支援策について、申請が進められていることが確認されたが、具体的な申請件数については公表を控えられた。市は、こうした住民の多様なニーズに応えるため、引き続き支援体制の強化を図る考えを示した。
加えて、都市計画道路網の見直し案についても触れられ、特にエリア2のルート検討は、市民からの反対意見を受け、一時中断されることが報告された。市の考えでは、今後、パブリックコメントを行い、住民の意見を十分に反映させた上で、事業を進めていく意向が表明された。
桜井駅周辺の再整備事業に関しては、関係者の協力を得て、必要な用地取得が順調に進んでおり、本年度内の供用開始を目指して、詳細設計や工事計画が進められることが確認された。
また、公共施設の利用に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響により、利用状況や安全対策が見直されたことが報告された。特に、各施設の衛生管理や多様な利用者への配慮が強調され、今後も行政全体で支援を続ける必要性が指摘された。
市立病院においても、感染症対策は講じられ、将来的な感染拡大に備える体制が整備されていることが説明された。
議会全体としては、コロナ禍対応の必要性を再認識し、市民への情報提供やサポートを強化する重要性が呼びかけられた。特に、医療や公衆衛生への投資が今後の対応に不可欠であるとの意見が、議員からも数多く寄せられた。