箕面市は、令和元年第4回市議会定例会が12月18日に開催され、様々な議題が討議された。
中でも、障害者に関するグループホームの設立計画が注目を集めている。市内で新たに設置予定のグループホームは、定員10名を想定しており、近隣住民からは反対の声が上がっている。
市内のグループホームは現在61か所で、企業が運営しているが、障害者に対する理解や配慮が生まれていないという意見も散見される。障害者と地域が共生できることを目指すためには、地域住民との丁寧な対話が不可欠であると考えられ、市は今後、特に理解を深め、差別的な見解を払拭することが求められている。
また、食品ロスの削減に関しても議論が行われた。国内では毎年643万トンの食品が廃棄されており、その改善に向けた施策がさらに必要とされている。市は、啓発活動を通じて、予防策を強化する意向を示した。
更に、学校給食に関する議題では、低アレルゲン献立の導入が行われ、多くの児童が安心して給食を楽しめるよう配慮されている。アンケート調査からも、生徒達は給食をおいしく食べているとの声が多く寄せられているという。しかし、残食率が増加していることもあり、今後の対策が求められる。
このように、箕面市では市民の意見を取り入れながら多様な分野で取り組んでいるが、今後の施策には更なる注意と配慮が必要である。