令和3年5月18日、池田市議会は特別会を開会し、様々な議案に関する審議を行った。特に注目すべきは議長と副議長の辞職および選挙に関する議案である。
議長辞職の件では、山田正司議長から辞職届が提出され、出席議員の異議がなかったため、許可が決定した。この後、議長の選挙が行われ、前田敏議員が新議長に選出された。前田新議長は就任の挨拶において、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた現状についての感謝と、今後の市政運営についての意気込みを述べた。
次に、副議長辞職の件について、山元建副議長も辞職届を提出し、その辞職が許可された。続いて行われた副議長選挙では、西垣智議員が当選した。西垣新副議長は、就任の挨拶において、市議会としての責任の重さを感じつつ、他の議員との協力を誓った。
さらに、議会では議会運営委員会や常任委員会、特別委員会の委員選任も行われ、議会の運営が円滑に進むように整えられた。また、池田市監査委員の選任においても、新たな委員が確認され、今後の監査活動の強化が期待される。
最後に、議会は新型コロナウイルス感染症対策に関連する意見書案を採択した。この意見書では、府民の生命を守るための緊急対策を政府に求める内容であり、医療崩壊の危機についても言及されている。議会は、市民の信頼を得るため、こうした重要事項に真摯に取り組む姿勢を示した。
以上の議事を通じて、池田市議会は信頼性の回復と円滑な運営を目指していくことが確認された。