令和3年9月30日、池田市で開催された定例会において、市議会は重要な請願を議論した。特に、新市長瀧澤智子の下で進められる市政改革が注目される。
議会ではまず、冨田裕樹前市長の辞職を求める請願が議題に上がった。西垣智副委員長は、この請願が6月定例会での慎重審査を経て提出されたことを説明した。議会運営委員会は、冨田前市長の不適切な行為を指摘し、再度辞職を求める姿勢を強調した。その結果、冨田市長は7月末に辞職し、議長は今後の行動指針を見直す必要があると述べた。
さらに、副市長に関する議論も活発に行われた。特に岡田正文副市長については、前市長からの指示に基づく行動が問題視された。退職勧告の声が上がり、岡田副市長は「パワハラの被害者ではないか」との見解も示されたが、その行動に責任が問われる形で賛成多数で辞職勧告が決議された。
また、議案第59号に関しては、国民健康保険特別会計補正予算に関する報告が行われ、財政状況についても説明がされた。この議論の中で、令和2年度からの繰越金が議題に上がり、保険料の返還や特定健診の費用が議論された。一方、議案第60号の介護保険事業特別会計も同様に報告され、コロナの影響が財政に及ぼした影響が指摘された。
最後に、新たな市役所改革として、児童福祉や教育の充実、地域保健施設の支援に向けた補助制度が提案され、住民サービスの向上を図る姿勢が示された。これからの市政運営には、市民からの厳しい視線が注がれる中、財政的に安定した運営が求められる。