令和4年3月、池田市定例会において、さまざまな議案が審議されました。中でも、令和3年度の池田市病院事業会計補正予算や水道事業会計補正予算の審議が目立ちました。池田市病院事業では、新型コロナウイルスの影響により、入院患者数が大幅に減少したため、補正予算が必要とされました。具体的には、入院患者延数を123,560人から108,945人に減少させ、医業収益が減少する一方で、外来収益は新たにコロナ対策に係る補助金が追加される見込みです。病院事務局長の衛門昭彦氏は、「新型コロナ対策に関連する医療機器整備に対する補助金を活用する」と強調しました。
水道事業においては、給水量の計画修正が行われ、年間総給水量を12,160,000立方メートルから12,085,000立方メートルに見直しました。上下水道部長の吉村寛氏は、「新型コロナウイルスの影響で使用量が減少している」とし、施策の見直しを明言しました。これにより、収益的な収入及び支出も減少する見込みです。
また、令和3年度一般会計補正予算では、総額610万2435円の追加が可決され、特に教育費や福祉に関する施策が重要視されています。瀧澤智子市長は、「ウィズコロナの時代においても、市民生活を保つための施策に全力を尽くす」と述べ、期待が寄せられています。
各議案に関する質疑応答も交えつつ、議会は円滑に進行し、令和4年度の施政及び予算編成に向けた強固な基盤が整いつつあります。市長のリーダーシップのもと、今後の施策に注目が集まります。
今後も市民との協力を深めながら、持続可能な地域社会の実現を目指すと共に、コロナ禍に対応した施策の強化が求められるでしょう。