池田市議会の定例会が令和4年6月6日に行われ、様々な議題が上程された。最初に、前正副議長に感謝状を贈呈する報告が行われ、「前田敏前議長は議会運営に尽力し、その功績は顕著である」と小林義典議長が述べた。その後、永年勤続の藤原美知子議員にという全国市議会議長会からの表彰状伝達が行われ、瀧澤市長も「藤原議員の功績を称え、今後の活躍を期待する」と述べた。
次に、予算繰越案件が数件報告され、特に「令和3年度池田市水道事業会計予算繰越計算書」が議題に上がった。上下水道部長の吉村寛が、「21世紀のインフラ維持のための繰越を行う意義を強調し、無駄を省いた」と説明した。続いて、公共下水道事業の報告第6号も提出され、吉村寛部長は「年度内工事の厳しさを受けて、翌年度に繰り越す決定をし、作業の進捗を注視する」と発言した。
令和4年度一般会計補正予算案も上程され、追加予算が2憶8309万円に上ることが説明された。これに対し、守屋大道議員も質疑を交えて「コロナ禍の影響を受けた地方創生臨時交付金が期待される中、具体的な支援策を考える必要がある」と発言した。
また、後期高齢者医療に関する条例の一部改正内容が説明され、法律改正に伴い手続き方法が本人から行われるようになることが話題に上った。これに関連し、山元建議員は「若年層の利用の実態を把握するため、周知の徹底が重要である」と強調した。
最後に、具体的な事案として、池田市立養護老人ホーム条例の廃止が挙げられ、「施設老朽化と利用者減少が廃止の理由」とされた。この点について、福祉部長は「白寿荘にて入居者数が減少しており、移転の手続きが進められている」と述べた。議会の進行は慎重に行われ、次回も充実した議論が期待される。