令和3年9月21日、池田市の定例会が開かれ、市長の瀧澤智子氏が初めて所信表明を行った。
発言の中で、瀧澤市長は新型コロナウイルス感染症について言及した。感染者数が本市でも増加している中、医療・福祉関係者に対する感謝の意を表明している。また、過去の市政混乱にも触れ、今後の施策の方向性についても詳述した。
その上で、コロナ対策としてワクチン接種の充実を推進することを明言した。具体的には"集団接種会場の新設や優先接種枠の創設"といった施策を考慮している。
さらに、「人を育てる」ことが重要だと強調し、教育環境の整備を具体的に説明した。特に、ICT教育の充実について言及し、全小中学校の情報教育環境を改善する方針を示している。問題解決能力の向上や、豊かな人間性の育成に向けた施策も挙げられた。
また、「まちを育てる」理念にも言及。地域の活性化や参加型の地域づくりを進めていく方針を示した。高齢者が安心して活躍できる環境を作ることも重要視しているとし、様々な健康施策を推進する考えを述べた。
市長の発言の中で、「未来を育てる」というテーマも重要な位置づけをされている。保育所や幼稚園などの子育て支援の充実が求められており、その必要性を強調した。」毎月の施策を通じて、次世代を見据えた子育て環境の整備が急務であると認識している。
最終的に、市長は今後の施策に伴う市民との対話の必要性を挙げた。市民の声を聴きながら、どのようにまちづくりを進めるかを継続的に追求していく考えを示している。今後は、10月の議会でこれらの施策に対して具体的な議論が行われる見込みである。