池田市議会が令和元年6月定例会を開催し、さまざまな議案について議論を行った。
開会初日には、まず永年勤続議員に対する表彰状が渡邉千芳議長より伝えられ、冨田裕樹市長から祝辞が述べられた。冨田市長は、渡邉議長の市民のための20年間の尽力に敬意を表し、引き続き市政に貢献するよう期待を寄せた。
次に、池田市営住宅条例の一部改正が提案され、ここでは府営住宅の移管による管理運営の工夫が求められた。指定管理者制度の導入に対する賛否が交わされ、日本共産党からは、市営住宅管理について公営の直接管理が望ましいとの意見が上がり、議論は分かれた。
その後の議案では、池田市都市公園条例の改正があり、池田市みどりスポーツ財団の指定管理について質疑が行われた。議員たちの質疑応答を通じて、今後の地域活性化に向けた観点から新しい管理体制の必要性が強調された。
さらに、建築基準法に関連する池田市建築基準法施行条例の改正案も審議された。ここでは市街地の安全確保に向けた新たな技術基準が整備され、住民の安全を第一に考えた取り組みが進められることが期待されている。
後半では、池田市の医療費助成制度の対象年齢拡大に伴う条例の整備が議論され、医療費助成の全面無償化へと進むべきとの意見も出された。特に、子どもに対する医療費助成は、今後の市民生活に直結する問題として、議会でも注視された議題であることが確認された。
その後にも、各種条例や予算関連議案が次々と審議され、特に令和元年度池田市一般会計補正予算は重要な内容が含まれており、特に医療や子育てに関連する予算の見直しが行われたことが注目された。