令和元年6月3日の池田市定例会では、主要な議事として、前正副議長への感謝状贈呈が行われた。また、令和元年度の予算繰越や各種条例の改正に関連する報告案件が上程された。
まず、前田敏氏と藤原美知子氏に対して感謝状が贈呈された。前田議員は、昨年度における災害対策や議会運営に尽力した功績を評価され、「今後も市民の安心・安全のために努める」と述べた。一方、藤原議員は議会の円滑な運営に寄与し、再度市民向けのサービス向上に意欲を示した。
続いて、公共下水道事業の予算繰越計算書が報告された。上下水道部長の西村俊二氏は、「国の補正予算により、予算の繰り越しが必要になった」と説明し、報告内容について詳細を明らかにした。また、一般会計の継続費などについても報告され、各任意団体からの質問が行われた。
特に、令和元年度の市長所信表明では、冨田裕樹市長が今後4年間の市政運営への意気込みを語り、「住民満足度No.1」を掲げ、教育や住宅政策の充実に向けた施策を述べた。
市長の発言によると、これからは「受容性」が重要であり、「地域の安全・安心を確保する」ための政策が必要であると強調した。特に、子育て支援や教育環境の整備を重視し、地域の魅力を引き出す施策を進めていくとした。
さらに、高齢者福祉や障害者支援への取り組みも言及され、今後の具体的な施策について期待が寄せられた。市民にとって安心できる生活環境作りを目指し、地域のニーズに基づいた施策の順次実施が求められている。