池田市では令和5年3月定例会が開かれ、幅広い議案が審議された。特に、令和5年度の施政及び予算編成方針について、瀧澤智子市長が方針を発表し、今後の方向性が示された。
令和5年度の施政方針の中で、市長は「新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、日々の暮らしを支えるために全力で対応する」と強調した。また、都市としての発展を図るため、「第7次池田市総合計画」を策定し、「笑顔あふれる豊かな暮らしを未来につなぐ」を掲げた。
具体的には、施政方針の一環として、小学校及び義務教育中の教育環境の充実が挙げられた。市立学校においては、英語教育やICT教育が強化され、学び続けられる環境の整備が進められる予定である。特に、子育て支援においては、妊産婦の方への手厚いサポートが計画されている。
また、予算編成においては、歳入歳出それぞれが437億6,098万5千円となり、令和4年度との比較でも、必要な債務や支出の見直しが行われることになる。特に、全国的に進行する少子高齢化を鑑み、地域医療と福祉をともに実現する体制が強化されることが期待されている。