池田市の後期定例会が令和5年6月30日に開催され、議員から多岐にわたる問題提起がありました。
議会ではまず、熱中症対策について議論が行われ、特に高齢者の熱中症予防のための啓発が求められました。市はクールシェア実施や、熱中症対応マニュアルの策定を進めるとしています。
子育て環境についても意見が寄せられ、高齢者向けの見守り訪問事業の展開や、産後のサポート体制の強化が提案されました。また、奨学金の代理返還制度の導入が重要とされ、長期的な支援の仕組み作りが求められています。
バスの減便問題に関しては、特に市南部地域の高齢者の移動手段確保が急務となっており、早急な対応策が求められました。市は住民ヒアリングを実施しつつ、具体的な解決策を見出すことが急務です。
災害対策では、特に雨が降った際の学校の対応や避難情報の発信の重要性が強調されました。市ではハザードマップの周知や、災害時における個別避難計画の策定が必要とされています。
また、生物多様性の観点から地元生態系の保護活動も議論され、特に蛍の生息環境改善や、植木産業についての活性化が話題になりました。市は植木のまちを標榜し、今後の施策の充実化を進める必要があります。
最後に、公共交通の改善と、特に小学生や高齢者が利用しやすいバス路線の見直しも必須であり、市の具体的な行動計画が求められています。