令和5年5月の臨時会では、池田市議会の新たな議長として浜地慎一郎議員が選出され、副議長には下窄明議員が選任されたことが大きな注目を集めた。
この選挙では、出席議員22名に対し浜地議長が14票を得て当選し、下窄副議長も同様に多数得票での当選が確認された。浜地議長は「市民の笑顔を増やす事を目指し、議会運営を進めていく所存である」と強調した。新しい体制のもと、議会運営委員会委員や常任委員会の委員長、副委員長なども選任され、各議案が次々と議論に上った。
特に注目されたのは、議会運営委員会及び常任委員会の委員選任にまつわる議案で、これを受けて今後の議会の流れが大きく変わる可能性がある。事務局長の西山真氏は、出席議員全員が新体制で議会を推進する中、利害関係者との連携を取りながら円滑な運営を心掛ける必要があると語った。
また、住民税非課税世帯へ対する新たな臨時特別給付金の給付についても言及され、これは昨年来の物価高騰を受けた経済支援策の一環として位置付けられる。藤原美知子議員は、基準日である令和5年6月1日以降、急変した世帯についても考慮する旨を確認した。村民一人ひとりに適切に支給される体制が整うことが期待される。
さらには、池田市の給食無償化も決議された。市長の瀧澤智子氏は「地域の子育て支援を重視し、小学校と中学校の両方で給付することの意義を強調した」と述べ、この施策が保護者の生活を安定させる一助となることを示唆した。
臨時会は、地域社会のニーズに応じたさまざまな議題を扱い、全ての議案が承認を得て、特別委員会の設置も含まれて支持された。これにより、さらなる地域振興と住民福祉の向上を図ることが期待される。