令和3年第202回名護市定例会が開催され、一般質問では新型コロナウイルス対策、桜の植栽、美道館建設が主な議題となった。
新型コロナウイルスに関しては、ワクチン接種のスケジュールが遅れている状況が議員から指摘された。市民の接種券発送時期は、4月中旬との見込みであると市長が明言した。接種会場はあけみおSKYドームや各支所を考慮しているが、バス停の案内や施策周知の強化が求められた。
商品券についても言及され、昨年20%のプレミアム付商品券を、80%が「今後も利用したい」とする調査結果が出た。市住民は、商品券の効果があったと感じつつも、飲食業や小売業以外の影響を懸念する声もあがった。多くの場合、飲食業者へのサポートが目立つためである。
桜の植栽については、整備した公園や地域で、訪問者へのPR活動が重要視された。市は桜の木の育成や整備のため、地域との連携を強化し、周知活動を行う意向を示した。名護市では、数久田の轟の滝公園でも桜の植栽を計画している。
武道館建設は、複合型施設の形成が望まれたが、まだ計画策定の段階で詳細は固まっていないとのことだった。市は地域の意向を反映しながら、計画的に進めていく方針を示している。
コミュニティバスの実証実験においては、より積極的な周知と利用促進が求められた。利用者数の増加が期待される中、地域内の観光資源の活用や新たな運行ルートの検討が必要となる。
これらの質問に対し市は、地域との連携と情報共有を進め、今後の課題を解決していく気持ちを明らかにした。市民のニーズに対応しつつ、地域を活性化するための取組が期待されている。