令和2年11月18日、宜野座村議会は臨時会を開催し、米海兵隊員によるタクシー強盗事件に関する抗議決議と意見書を可決した。
この会議では、まず会議録署名議員の指名が行われ、仲間信之議員と津嘉山朝政議員が選任された。続いて会期についての決議も行われ、今回の会期は「本日1日」となることが異議なく確認された。
次に、日程第3及び第4として提案された抗議決議及び意見書が一括上程され、眞栄田絵麻議員がその趣旨を説明した。眞栄田議員は、「11月7日に発生したタクシー強盗事件は深刻な安全問題であり、村民の不安を助長するもの」と述べ、抗議決議の必要性を強調した。
会議においては、出席議員から質疑が行われたが、質疑応答はなく、続いて討論も同様に行われなかった。議長の石川幹也氏が「これより採決に移ります」と告げると、全員が起立し、抗議決議及び意見書が原案の通り可決された。
この決議においては、再発防止や日米地位協定の見直しが求められたことが特徴的であり、特に「米軍人・軍属等への教育の浸透」を強調している。
最後に、可決された決議と意見書は関係機関に送付されることが決定され、会議は11時31分に閉会した。議長は、議会の運営にあたり、迅速な対応を行ったことが評価されている。
今回の臨時会では、地域住民の安全を守るための具体的な行動が示され、議会の立場が明確にされる形となった。今後、村民の安心・安全に貢献する事が期待される。