津山市議会は、令和4年3月10日に開かれた定例会において、ロシアのウクライナ侵攻に対する抗議決議を決議した。
この決議は、ウクライナ国民の尊い命を奪う侵攻行為に対し、断固抗議しロシア軍の即時撤退を求める内容である。津山市議会の議長、津本辰己氏は、「この事態を見過ごすことのできない重大な事案である」と述べ、全議員が一丸となって賛成したことを強調した。日本政府も国際社会と連携し、強い意志を持って同盟国と共に経済制裁措置を講じたり、必要な人道的支援を行うよう改めて求めている。
議会では、また議案質疑・一般質問も行われ、三浦ひらく議員がコロナ禍における予算案や感染症対策に関する詳しい質疑を行った。特に、令和4年度予算案におけるコロナ関連対策については、子どもたちや高齢者に向けた施策が重視されるべきとの意見が多く、予算内訳におけるワクチン接種事業や感染防止対策の具体的内容についても詳細な確認が求められた。
谷口圭三市長は、高齢化社会における財政運営についての懸念を示し、「直面する課題に対して柔軟に対応していく必要がある」とコメント。市長自身の選挙戦において市民から寄せられた支持の声を真摯に受け止め、より適切な施策を考慮していることを明らかにしている。
津山は、観光地としての魅力を高めるために、産業振興策も進めており、津山の魅力を広める取り組みがさまざまな分野で実施されている。津山新八策を基にした政策の実施が求められており、議員たちもこの点を強調して、市の発展に寄与するよう努めていく姿勢を見せている。