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高齢者支援策の強化を求める声が高まる豊後高田市議会

6月22日、豊後高田市議会で高齢者支援策やワクチン接種に関する議論が行われ、具体的な改善策が求められた。
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令和3年6月22日、豊後高田市議会の第2回定例会が開かれ、各議員が高齢者対策や新型コロナウイルスワクチン接種について質問を行った。特に高齢者に対する支援策が大きな焦点となった。

まず、高齢者向けの敬老会助成金について議論がなされた。議員の大石忠昭氏は、敬老会に対する助成金が過去から変わらず1000円のままであり、増額すべきだと提言した。この件に対し、福祉課長の田染定利氏は、引き続き補助金制度を維持すると述べたが、増額の意向は示されなかった。

次に、ごみ出しが困難な高齢者や障がい者に対する支援の必要性が指摘された。大石氏は、支援策に関する内部の協議にずれが生じているとし、早急に改善策を講じるべきだと主張した。環境課長の尾形稔氏は、支援策について重要な課題として捉えていることを伝えたが、具体的な進捗は不明であることを認めた。

さらに、エアコン補助の導入についても議論された。大石氏は、他市の事例を挙げながら、生活保護世帯にエアコン設置補助を求めた。しかし、福祉課長は、現行の施策内で対応していく意向を示し、特化した補助制度の実施は否定した。

新型コロナウイルスのワクチン接種状況も重要なテーマとなった。河野徳久氏や毛利洋子氏が進捗状況や特に高齢者の接種率について質問した。健康推進課の清水栄二氏は、すでに65歳以上の高齢者の64.6%が1回目の接種を終え、7月末には接種希望者の接種が完了する見通しを述べた。また、接種を希望する約1300名の未予約者がいることも報告された。

最後に、教育長の河野潔氏は、いじめ問題の再発防止に向けた取り組みを報告し、亡くなった生徒に対する悲しみと責任感を表明した。調査は進行中で、結果は夏頃に公表予定であるとのこと。

議会開催日
議会名令和3年第2回豊後高田市議会定例会
議事録
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