美里町議会の令和2年第1回定例会において、重要議案の審議が行われた。
特に注目されたのは、新井英行総務建設常任委員会委員長に対する不信任決議である。この決議を提起したのは、橋場倖男議員であり、彼は「予算特別委員会の混乱を招いた」と述べた。
新井委員長は、この件に対して「これは私の個人的な見解だ」と反論し、予算特別委員会が実際には混乱していなかったと強調した。
討論の中で、柳沢章議員は新井委員長の行為を個人的なものと捉え、予算委員会に混乱はなかったとの見解を示した。この意見は他の議員からも支持され、最終的に不信任決議は可決された。これにより、新井委員長は辞任することになった。
また、令和2年度の各種予算案が議題とされ、一般会計予算は約48億円で、前年対比で若干の増加が報告された。特に注目されたのは教育関連予算の拡充や、新型コロナウイルス対策に関する予算である。予算案に関しては、さまざまな議員からの質疑や討論が行われたが、各議案は原案のとおり賛成多数で可決となった。
最後に、原田信次町長が町政の重要案件に関する審議の結果に感謝を述べ、今後も町政が円滑に進むよう議会の支援を求めた。