令和4年6月定例会議が本日開かれ、各議案が報告された。
市長は表彰状の伝達を行い、栗原大議員が25年、古内明議員、森繁之議員、小池義和議員、寺田弘子議員が15年、大槻和弘議員が10年の表彰を受けた。
本村賢太郎市長は、挨拶の中で新型コロナウイルス感染症防止策の必要性を再強調した。市民には基本的な感染防止対策と、ワクチン接種の重要性を訴えている。現在、12歳以上の3回目接種率は64%を超え、5歳から11歳を対象とした接種も進めていく方針だ。
また、先月開催されたツアー・オブ・ジャパンについて、相模原を自転車の街として発信できたことを誇りに思うと述べた。選手たちが沿道の声援を受け、イベントが盛況であったことも報告された。
市長は、ウクライナ情勢に関しても言及し、避難した方々への支援体制を整えていることを伝えた。民間企業とも連携し、言語習得や生活支援に関する取り組みを続ける姿勢を示した。
議案の中で特に注目されるのは、令和4年度相模原市一般会計補正予算(第3号)だ。歳入歳出それぞれ81億2,000万円を追加し、総額は3,235億7,200万円となる。市長公室長の榎本哲也氏は、この補正が高齢者や障害者福祉など様々な分野に影響を与えると述べた。
さらに、議案第78号として、職員の退職手続きに関する条例の改正も提案されている。雇用保険法に基づく改正が行われ、特に地域指定に関する特定退職者への支給が拡大する方向だ。
本日の会議では、いくつかの議案が審議延期となったが、議案第79号に関しては民生委員会に付託され、採決で可決された。市長は引き続き市民の声に寄り添った政策を推進していく意向を示している。今後の議論に期待がかかる。