令和元年5月17日に開催された相模原市議会定例会の開会会議では、議長の選挙や副議長の選挙など重要な議題が議論された。
初めに、須田毅臨時議長が議長選挙を行い、石川将誠議員が選任された。新議長は議会の役割の重要性を強調し、地方分権の進展に伴う議会の責任を訴えた。議長就任の挨拶の中で、石川議員は議会のICT化や自転車利用促進条例などの先進的な取り組みを振り返り、今後の改革への意欲を示した。
つづいて、議席の指定の議題が持ち上がり、会議規則に従って議席が決定された。次に、会期については218日間と定め、特定の期間に定例会を開催することが合意された。
続く日程では副議長選挙が行われ、森繁之議員が選任された。森副議長は市民福祉の向上に向けて努力する決意を述べ、市長や議員の協力を求めた。
常任委員会の選任議案も進行し、委員の人数や各委員会の構成が決定された。特に、環境経済委員会の委員が新たに選任され、市の環境政策への関与が期待されている。
また、特別委員会の設置も提案され、それに応じて基地対策や大都市制度などに関する特別委員会の設立が承認された。これにより、相模原市の多様な課題に対処するための研究が進められることになった。
市長の本村賢太郎氏は、議案第84号及び第85号として監査委員の選任を提案し、両議案は議会の同意を得て可決された。さらに、相模原市介護保険条例の改正案も提出され、保険料の減額につながることが期待されている。
最後に、副市長の選任である議案第83号が審議され、森多可示氏が副市長に選任された。この選任によって、本村市長は環境問題やまちづくりにおいて実績のある人物を選んだことを示し、市の成長へ寄与する意欲を表明した。
会議は全ての日程を終了し、次回は5月20日の開催が決定された。市議会は今後も市民のニーズに応じた行政サービスの提供を目指していくことが求められている。