令和2年の相模原市議会定例会第3回臨時会議が開かれた。
主な議題は、相模原市職員の特殊勤務手当に関する条例改正や、一般会計補正予算についてである。
今回の臨時会議では、特に新型コロナウイルス感染症関連の議案に焦点が当てられた。
議案第72号について、総務局長の長谷川伸氏は、新型コロナウイルスに関連する保健所業務に従事する職員に対し、特殊勤務手当を支給する特例規定を追加することを提案した。
具体的には、感染者が宿泊する施設で業務を行う職員に、接触の程度に応じて日額3000円から4000円の手当を支給する内容である。
続いて、議案第73号に関して、都市建設局長の田雜隆昌氏は、花ヶ谷戸地区における建築物の制限に関する条例改正について説明。
適切な都市機能と健全な都市環境を維持するために、所要の制限を設定する提案がなされた。
さらに、財政部長の天野秀亮氏は、議案第74号の補正予算について詳細を述べた。
歳入歳出ともに33億6000万円の追加が予定され、一般会計の総額は3898億2900万円となる。
特に、感染症関連の支出増加や、慰霊金の支出が大きな要因となっている。
質疑応答では、今回の手当支給の背景や、予算の活用方法について議員からの質問が挙がり、活発な議論が行われた。
議案第72号は総務委員会、議案第73号は建設委員会に、議案第74号は複数の委員会に付託されることが決定された。
次回の本会議は5月18日午前9時30分に予定されている。