2021年2月25日、相模原市議会は3月定例会の中で、主に令和3年度予算案や新型コロナウイルス感染症への対応策に関する議案について討議した。
開会にあたり、中村昌治議長は、全46名の議員が出席する中、議事日程に従い予算案などを討議することを告げた。それに続き、鈴木秀成議員は令和3年度相模原市一般会計予算について質疑を行った。彼は新型コロナウイルスによる影響を考慮した上で、予算編成の方針について質問した。市長の本村賢太郎氏は「市税収入は73億円の減収を見込んでおり、厳しい財政状況の中で予算を編成した」と強調した。
続いて審議されたのは、さがみはらみんなのシビックプライド条例案であった。加藤明徳議員は本条例の必要性とその成果について熱心に質疑し、「市民が誇りを感じるまちづくりが進められることを期待しています」と述べた。
また、委員会からの報告において、財政局長の石井光行氏は、相模原市の2021年度予算のなかで予算編成におけるシーリング設定について言及し、従来の行財政運営の見直しが進められる必要があると述べた。また、生活保護制度についても市民にとっての重要性を訴え、制度の周知とアクセス向上が求められるとの見解を示した。
新型コロナウイルス感染症に関連して、本村市長は、医療体制の充実と市民の健康を守るための施策を改めて説明し、"只今、感染拡大を防ぐための取り組みを強化しています"と述べた。
最後に、議案の採決が行われ、議員から賛成多数で令和3年度予算案ならびに関連議案が可決された。議会全体で市民のために、より良い市政を実現する方向に向けた協議が続くことが期待されている。