令和4年5月20日、相模原市議会定例会第2回臨時会議が開催された。
会議の主要な焦点として、議案第73号の相模原市介護保険条例の改正が挙げられる。この改正により、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた納付義務者への保険料減額や免除の特例が追加され、対象期間が令和3年度および令和4年度の納期に広がる。健康福祉局長の河崎利之氏は「この特例が市民の負担軽減に寄与することを期待しています」と述べた。
また、議案第74号では、市立鳥屋中学校A棟の校舎改造および増築工事に関する契約が提案され、契約金額は4億4,000万円、施工業者は株式会社西野工務店である。財政局長の岩本晃氏は「来年度からの義務教育学校への移行を見据え、早期の工事開始が求められています」と説明した。
さらに、議案第75号および第76号では監査委員の選任も行われ、栗原大氏と渡部俊明氏がそれぞれ新たに選任された。市長の本村賢太郎氏は「両氏は市政発展への貢献が期待される」と強調した。
続いて、議会の運営ルールを改正する委員会提出議案第1号の議論も行われた。大槻和弘議会運営委員会委員長は「議会運営の効率化とペーパーレスの推進に向けた重要な改正です」と述べ、全議員の同意を得た。
その後、常任委員会および議会運営委員会の委員選任が行われた。議長は「新たなメンバーでこれからの議会に臨む」とコメントし、議会の活性化を促した。
最後には、報告第10号、専決処分についての説明があり、道路管理に関する損害賠償額の決定が報告された。会議は1時11分に散会された。本臨時会議は、相模原市の市政において重要な議題を扱い、数々の改正案が可決される結果となった。市民の利益に資するため、今後も継続的な審議が必要とされている。