令和元年相模原市議会定例会が5月28日に開かれ、市長の所信表明が行われた。
本村賢太郎市長は、今後の市政運営における基本的な考え方を示した。市民に開かれた市政を推進し、市民参加の重要性を強調した。さらに、持続可能なまちづくりを目指し、少子高齢化が進行する中での対応が求められる点を指摘した。
特に、地域コミュニティの衰退を防ぎ、全ての世代が共生できる環境の整備が課題として挙げられた。市長は、"市民が誇れるまちづくり"と題し、シビックプライドを高める方策を述べ、自らがその先頭に立つ意思を示した。
また、議案の審議に入る前に、議案第86号として相模原市総合計画基本構想が提案された。この構想は、20年後を見据えたまちづくりの基本理念や将来像、基本姿勢を含むものである。市長は、社会情勢の変化を考慮し、この計画が市民の安全で安心な暮らしに繋がることを期待した。
次に、議案第87号が提案され、個人の市民税の控除対象となる寄附金受け入れの特定非営利活動法人についての条例が改正されることが報告された。市民局長の樋口一美氏は、法人の指定更新について詳細に説明した。
その後の議案では、相模原市民福祉会館条例や市民生委員の定数を定める条例の改正が審議され、施策のあり方について議論される。さらに、個人番号の利用や手数料条例の改正、保健所及び保健センター条例の改正についても話し合われ、多岐にわたる市の政策に関する提案が行われた。
特筆すべきは、藤野駅周辺駐車場条例の廃止についての議案である。この条例には、民間事業者への貸付を促進する目的があるとされ、実現に向けた動きが注目される。
最後に、副市長の選任に関する議案が取り上げられ、大崎秀治氏からの提案により、隠田展一氏が市長の補佐役に選任された。市長は、隠田氏の豊富な経験と知識を評価し、今後のまちづくりへの期待を示した。議会は、市民の声を重視し、政策実現に向けて全力を尽くす姿勢を確認した。