令和5年9月14日に開催された丸亀市議会の継続会では、主にオーガニック給食と綾歌森林公園の整備に関する議論が行われた。
特に注目を集めたのは、オーガニック給食の実施に関する発言だった。加藤 正員議員が、8月5日に実施されたオーガニック給食の研修会について言及した。
この研修会には、フランスからシェフを招き、地元の食材を活用した調理実習が行われたという。加藤議員は「オーガニック給食を通じて、栄養士や調理師と地元農家が協力し、地産地消を推進している」との考えを示した。
続いて、経済と環境に配慮した食育の重要性にも触れ、「オーガニック給食は子供たちにとって重要な教育の一環である」と強調した。また、この取り組みに参加した多くの関係者からも良い反響が寄せられているが、一方で品質や調理方法の面での課題も残ると指摘した。市の教育長である末澤 康彦氏は、今後もオーガニック食材の使用を広めていく姿勢を示した。これらの取り組みが継続されること、そして普及を促進していくことが求められる。
さらには、綾歌森林公園の整備についても議論が交わされた。地域の皆さんからの要望を受け、駐車場やトイレの整備が必要であるとされ、地元と協議の上、進められることが期待されている。これに関連して、代表的な保育施設の視察も行われ、年度末に向けての対応策が模索されている。
また、快天山古墳の整備、垂水橋の改修もメインテーマに上がった。特に快天山古墳の発掘については、市歴史の保全と活用方針も話し合われ、地域資源としての大切さが再確認された。
さらに、滞納請求の問題では、市の財政健全性を保つため課題解決に向けた取り組みが述べられた。税務課の滞納者への対応についても過去の実績が説明され、今後も厳正に対応することが求められる。
教育分野においては、校長の権限や子供たちの成長に寄与する環境作り、そして制服選択制導入についての方針が示された。教育長の末澤氏は、学校現場における柔軟な対応が必要であるとし、実際の施策を通じて積極的に進めていく意欲を示した。今後の課題として、教育現場の意見を取り入れながら実施していくことが強調された。
全体として、丸亀市は既存の取り組みを深化させ、環境と経済の両面から持続可能な社会作りを目指す姿勢が示され、地域に根ざした問題解決がなされることが期待されている。