令和3年7月21日、紫波町議会は定例会を開催した。
この会議では、小中一貫校紫波東学園建設に関する様々な議案が審議された。
特に、小中一貫校の電気設備工事に関する変更契約が重要視されている。
教育部長の八重嶋靖氏は、変更契約に伴う増額について説明した。
これによって、契約金額は1億8,407万700円に変更される。これは、GIGA スクール構想に対応するためのネットワーク整備の必要が生じたことが理由である。
また、さらに解決すべき事項として、損害賠償請求事件に関する専決処分の報告が行われた。
土木課長の齊藤克夫氏は、除雪車による電柱の破損事故について詳述し、賠償額は30万4,059円とする和解が決定された旨を述べた。
一方、令和3年度の一般会計補正予算についても審議された。
町長の熊谷泉氏は、歳入歳出それぞれに2億8,702万5,000円を追加することを提案した。これにより、予算の総額は146億3,488万2,000円に達する。
特に、ワクチン接種体制を強化する事業が強調され、新型コロナウイルスワクチン接種に関連する補助金が大幅に増額される見込みである。
また、農業委員会の委員の任命に関する議案も承認された。
町長が提案した高橋伸夫氏に対する同意が全員一致で認められた。これは、地域の農業振興に寄与するための重要な任命と位置づけられている。
最後に、医療と介護に関する意見書が提出され、安全で安心なサービスが提供できるように要請する内容となっている。
特に、医師や看護師の増員が必要であると強調された。
議会はこの意見書を原案の通り可決し、今後の医療体制の整備に向けた強い姿勢を示している。