令和2年紫波町議会定例会6月第2回会議が行われた。主要な議題は、議会基本条例に関する検討委員会の設置に関する決議であった。
本会議では、議長の武田平八氏が会議を開幕し、その後、発議案第2号の上程が行われた。北條喜久男議員は、提案理由を説明し、議会基本条例の意義と必要性を強調した。彼は、町民参加型の議会を目指し、条例改正の状況検証を行うことの重要性を述べた。
北條議員は、2014年に制定された基本条例の柱として、分かりやすい議会の実現、情報公開の徹底、町民が実感できる政策提言、しっかりした討議と説明責任の履行を指摘した。さらに、議会活性化のためには町民との意見交換が欠かせないと述べ、発議案への賛同を求めた。
質疑や討論を省略し、採決が行われたが、参加議員からは異議の声は上がらず、原案通りの決議が承認された。これにより、議会基本条例に関する検討委員会が設置されることとなった。
会議最後には、全ての議事日程が終了したことが告げられ、議長は閉会を宣言した。議長と署名議員の確認の後、会議は午前10時19分に閉会となった。今後、設置された検討委員会では、必要に応じて資料を求め、議会基本条例の改正に向けた調査検討が進められる見込みである。